ご挨拶

通崎睦美さんは、このシリーズの実験版=#0よりお付き合いいただき、その前身のサロンコンサートを含めると、実に5度目の ラ・ネージュ出演となりますが、毎回素敵な共演者をお招き下さり、素敵な作曲者の方に委嘱くださるので私も毎回とても楽しみ にしています。

今回は、番外編をご存知の方にはタンゴヴァイオリニストの喜多直毅さんと弾かれた港さん、鶴見さんの作品群が、 佐藤さんとだとどうなるのかも聴き所ですし、ラ・ネージュをイメージして作曲された新作「みゆき」の完成に立ち会えるのも興味 深いところです。

このように、このコンサートは、シリーズとして、出演者の方、観客の方と共に創り、進化、深化してゆく場です。

また、今回は、このラ・ネージュの場所としての特性を生かしてみようと、初めての試みで、コンサートの日をまたぐ形で、1階 サロンにおきまして「一瀬ヨシロウ展」を開催しております。コンサートとコラボレートしているわけではありませんが、同時代 の音楽、アートをともにお楽しみください。

では、ラ・ネージュでお待ちしております。

ラ・ネージュ亭主 四方有紀拝