実はラ・ネージュ設立当初から私自身再勉強?(色々お稽古はしていましたが、果たして「勉強」したことがあるかは??)したいと思っていたお能の世界。ひそかに、最も早く、実現可能か・・と思っていたのですが、縁は異なもの味なもの(という表現が適切かどうか・・??)、あるはずだった道が意外となかったりして、ようやくひょんなことから今を時めく味方玄さんに道がつき、無理をお願いできることになりました!

流石にラ・ネージュで演能は無理なので、これで知識を得て、3月19日(土)の観世会館でのスタンダードな能。4月3日(日)に府民ホールALTIで開催される、味方さんが考えられる同時代の演能形式「テアトル・ノウ」にご一緒しましょう! というのを隠しテーマに、能はオペラと同じくちょっとした決まりが判っていればもっと楽しめるから・・と実際に装束や面をお持ちいただいてのレクチャーを2回シリーズでお願いすることとなりました。

と、いうことで、2月23日(水)は3月19日(土)の蛍雪会能で演じられる「国栖」、3月9日(水)の第2回は4月3日(日)のテアトル・ノウで演じられる「忠度」が主なテーマとなりますが、お能一般についてのお話もして下さいますので、それぞれのお能には行けないわ…という方、お能はまだ未体験の方は勿論、これを機会にそれらのお能を見てみようと思われる方にはまたとない機会ではないかと思います。

何よりも、面にも装束にも味方さんにも触れられる距離感でのレクチャー。他所にはなく、充実したものとなると確信しています。

これまでお能に興味がありながらも見たことのないような方。是非お越しください。

このレクチャーを聴き、能楽堂へご一緒しましょう。

ラ・ネージュ亭主 四方有紀拝

実はかつて、音が気に入って習い始めた大鼓への必要性から(!)謡を習っていた私自身、「忠度」は習ったことありながらもどんな内容かはさっぱり覚えていず、「国栖」にいたっては、「どう読むの?」と思わずカンペを見たレベル。今回マッキントッシュの「ことえり」を使用して打っているのですが「くず」と打って変換したら候補に挙がることに大ショック(そんな“常識”だったとは・・)。という私が最も楽しみにしているかもしれません。